農園と野生動物
びえいハスカップファームでは北海道に生息するキタキツネのエキノコックス対策のため、出荷する果樹の畑は全て防獣フェンスや防獣ネットで囲っています。その為、キタキツネ・エゾタヌキ・アライグマ等の一般的な害獣は園内に侵入できません。
ですが10年ほど前から北海道にのみ生息するエゾユキウサギが畑の中に入ってくるようになりました。
ウサギといえば木をかじるなど基本的には害獣に位置する動物ですが、なぜか現時点まで被害という被害は確認されておりません。園内は沢山の牧草が生い茂っていて、牧草の他様々な植物が豊富にある事などによりハスカップの木をかじったり食べたりしなくても良い環境にある状況も被害が出ていない要因の一つかもしれません。
その他、天敵となる野生動物や上から狙ってくる猛禽類から逃げるため隠れやすいハスカップやブルーベリーの木々をウサギが利用している可能性もあります。そういった事から農園ではウサギを無理に追い出す必要性も感じられずそのまま自然本来の環境に近づけています。
ウサギとブルーベリー