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びえいハスカップファームのお知らせや農園情報、日常等を掲載しています

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春の訪れと雪解け

3月も終盤、ここ最近は気温が上昇し暖かい日が続いています。本州では桜の開花発表など春らしいニュースも聞こえてくるようになりました。
こちらはまだまだ雪が積もっており、春の訪れは先のようです。農園に現れるエゾユキウサギもそろそろ換毛期になり真っ白な冬毛から徐々に夏毛に切り替わろうとしています。
厳しい冬を乗り越えたと思っていた矢先、カラスに襲撃され怪我をした個体も現れるようになりました。自然界の厳しさは気温などの環境だけではないという事がわかり、野生動物は常に緊張の中で生きているんだと実感します。

雪が解けたら冬の間雪で壊れた害獣よけのフェンスの修理や、暴風ネット修復。果樹の施肥や冬囲いの片付けなど本格的に忙しくなりそうです。


観光客は相変わらず年々増加して、数年前の静かだった市街地や自宅周辺の道路もレンタカーや観光バスが毎日行き交っています。観光地として有名な青い池のトイレも1億2千万という莫大な税金などを投入し新設したようです。
その他、人口減少している美瑛町の僻地に7億円を投入し直売所やコミュニティーセンターなど併せ持った複合施設を新設するそうです。

いくら昔から要望があったとはいえ、数十人しか住んでいない高齢者が多い市街地から離れた山奥に7億ってのは妥当なんでしょうか。表には出せない既得権やしがらみや忖度などがあるのでしょうね。
そんなお金を出すなら美瑛駅前のトイレや道路や公共施設を改装してほしいと切に願いますがそんな声も響きません。前回の町長選挙ではほぼ半数でギリギリ勝った現職。定数丁度で無投票のため町民からは選ばれていないけど形だけ役職につけた町議たち。
そんな町政に不満を持つものはたくさんいますよ。やりたい放題できるのは次の選挙まででしょう。

美瑛町は高齢者が多く田舎特有の同調圧力が昔からあり、新しい芽は潰すのが普通にあり、世代が変わっても変えようとせず地域ぐるみで結託し、はみ出たものは排除してきた町です。私が選挙に出ても真っ先に潰されるでしょうね。昔から怪文書、脅し、何でもありですから。

観光客から見れば静かで景色が美しく住人も優しい素敵な町だと思うでしょうね。

2025年03月25日

白樺並木伐採と観光について

先日、美瑛町にあるいわゆる観光スポットとなっているセブンスターの木の近くにある白樺並木が観光客増加による農業への悪影響により伐採されました。ニュース等になっているのでご存じの方もいるかも知れません。
10年くらい前から美瑛町は「青い池」の影響もあり観光客が増加しオーバーツーリズムが問題になっていました。それに加えて近年のSNSによるインフルエンサーなどが投稿したスポットが人気になり、以前から言われてきた代表的な観光スポットとは別な場所にも大量の観光客が来るようになりました。

しかし、美瑛町は基幹産業が農業で観光業中心の町ではありません。美しいとされる景色は全て代々農家それぞれが作り上げてきたものです。
観光客は撮影のため畑に侵入し、道路を塞ぎ我が物顔で写真を撮っています。観光客が畑に侵入することによって靴の裏についている普段存在しない病原菌などが作物を収穫できない状態になる危険性があります。

ここから個人的な意見です。
町は今現在も観光と農業の共存だとか両立などと言い、悪く言えば頭がお花畑状態。
もうすでに両立できるような状態は手遅れです。時代は行政が思っている何倍も早く変動しています。
町ではAIカメラで注意喚起、看板で注意喚起、宿泊税、青い池入場税徴収などの対策をしていますがコロナ禍以降観光に来るのはほぼ外国人です。日本人はかなり減少しました。
「先進国と言われている日本」の何倍も発展してきたお金のある外国人が観光客として来ている現状で、ますます日本人は来ない代わりに外国人は増えるでしょう。美瑛町の多くの土地も外国人に買われています。
では最善策なんなのか。答えは簡単です。観光客を減らすことです。誘致をしないことです。主要観光スポットの観光バスの通行を禁止すればいいのです。

観光客が沢山来て、農家にメリットはありますか?一般町民にメリットはありますか?人口が減り続け、税収も減り、管理するお金も人もいないのに観光客だけが山のように押し寄せ畑を荒らし、病原菌を撒き散らし被害を受けているのは農家ですよ。

農家の現状も理解せず、駐車場税も当初の予定から半減、観光客の顔色ばかり伺い、真剣に考えてもいない行政。町民ファーストの意識は微塵も無いようです。それとも、ごくごく一部の観光客相手の商売をしている町民の意見だけを優先しているのか。

町を変えようと新しく出る人間は徹底的に潰し、既得権益にまみれた昔から何も変わらない考えを改めない限り、美瑛に未来はありません。

2025年02月04日

2025年もよろしくお願い申し上げます

2025年がスタートし早くも5日。昨年は元日から災害が起き世界的にも日本も変化の一年だったと思います。
物価上昇や、オールドメディアのあり方、AIによる技術の発展スピードはとても追いつけないほど早く、AIの知能指数は100を超え人間の約半数の頭脳を超えるほど成長してきました。その中でも昨年は少しずつ人々の考え方が以前とは変わってきた一年だった気がします。
ジェンダー問題、移民問題、気候変動問題、次世代エネルギー問題、既得権益問題などなど・・・
今まで当たり前だと思っていた考え方や、思想、信念などを見る視点を変えて柔軟に考え、様々な情報を取り込み比較しその中で自分が正しいと思う情報を判断し、自分の凝り固まった考えを他に押し付けず対応していくことが非常に大切だと考えさせられました。
自分は果樹園を経営しているので、これからは資本的にかなり厳しいですが可能ならAIを利用した四次、五次産業へと対応できたらと構想中です。
それと並行しながら重要な野生動物との共生・共存も常に考え持続可能な農業を目指す事も変わらず取り組んでいきます。
(自然界における食物連鎖や循環の世界で「うさぎ」という存在は最も重要な一つであると考えております)

日本を強くし、豊かな生活を営むためには国に頼るのでは無く、個人がそれぞれ一歩踏み出し、考え、他者を思いやる気持ちが大切でしょう。
もちろんすぐには変わらないでしょうが、その積み重ねが次世代の素晴らしい未来を作ると信じています。

2025年もよろしくお願い申し上げます。

2025年01月05日

冷凍ハスカップは在庫切れにつき販売停止します

冷凍ハスカップは在庫切れにつき販売停止します。今年も多くのご購入ありがとうございました。
年々、ご購入いただける数が多くなり収穫も休み無しで頑張っておりますが需要と供給のバランスが崩れている現状です。北海道全体でハスカップの需要が高まっておりますが、近年の異常気象で収量も安定せず農業全体も高齢化、それに加えて消費者様においても健康のため需要が拡大。

ハスカップはそもそも全て手摘みによる収穫のため機械などの導入ができません。ハスカップ特有の皮が薄く潰れやすい構造に加え、果実が小さいため収穫に費やす時間が膨大であることが流通及び需要と供給の格差を生み出しています。
収穫時期も6月下旬から7月中旬までと、非常に短いという要因もあります。

しかし、近年の気候変動、異常気象の影響でこれからハスカップの栽培面積を拡大させるのには非常にリスクがあると私は考えていますが、気候だけはどうなるか誰にもわからないのが現状です。

びえいハスカップファームではこれからも、今私たちにできる事をやっていくしか無いと考え肥料を少なくして自然のチカラを活かし、野生動物との共生、共存。農薬は環境に配慮し人、動物に影響のない薬剤の使用などを継続していこうと思います。

2024年11月13日

収穫作業も終わりまして

忙しかった収穫作業も終わり、最近は畑の管理作業をしています。
収穫作業中は草刈りする暇も無く、伸び放題の草を刈り取る毎日です。
今年の果実全般、5月、6月と干ばつになる事も無く近年の異常な高温もなかったので状態はここ数年では良かった年となりました。
収穫数量も一昨年、昨年よりは多く収穫できた年になっています。

ただ、近年のハスカップの急激な需要になかなか対応できず、購入制限をかけなければすぐに売り切れる状態となっております。

収穫人員の少なさなどの問題もあるのでこれからも考えていかなければなりません。加えて近年の気候変動の問題やインバウンド、肥料、動力光熱費の高騰等、これからは今まで通りの経営感覚では行き詰まる時代でしょうね。

2024年09月07日
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