農園作業情報日記
1m以上積もっていた雪も解け、北海道も春の季節となり、連日暖かい日が続いています
農園の現在の管理作業としては積もった雪で壊れた害獣フェンスの修復と防風ネットの修復、雪囲いをした果樹の囲い外し、果樹への施肥などです。
ここ数年エゾユキウサギによる兎糞が農園内いたるところに落ちています。元々果樹への施肥量は多くはなかったのですが今年は肥料成分を考慮し必要最小限の施肥を実施します。
兎糞の量が多く、通常施肥では肥料過多になり果樹への影響があると考えた結果です。
このため経営的にもコストダウンに繋がり施肥の労働力削減にも繋がっています。
においもほぼ無い、乾燥しているため降雨により少しずつ吸収されていく効果など果樹にとっては最適な肥料です。肥料成分量も他の堆肥よりも多く、少量で効果を発揮します。また、ウサギの腸内環境は優れているので兎糞に含まれる微量要素も土を活性化させる効果も期待できます。
海外では兎糞は普通に販売されていますが日本ではありません。
上記で記載したことについて全ての果樹園、農園に当てはまるわけではありませんし、それぞれの農家の経営方針や施肥、剪定、土壌PH等は異なって当然です。この記事は兎糞による施肥を推奨しているわけではございません。
びえいハスカップファームでは独自の経営方針で肥料として兎糞も利用しているという事をご理解いいただければと思います。
最後に、昨今言われている循環型農業や持続可能な世界づくり等、実践できる環境にある当農園では積極的にこれからも取り組んでいこうと考えています。